が、雲の様子から見て、夕立でもない限り、教室に行くまではなんとかもちそうだと思いつつ、家を出発。
電車の中では、相変わらずウトウトのまめちゃん。電車が停車駅に止まる毎に異様な音が混じったアナウンスにびっくりしつつ、またウトウト。
まめがウトウトするのは、さほど緊張していない証拠でもあるけれど、私が最近午前中ずっと寝ている(そして、まめは自らそれにお付き合いしている)せいでもあるんだろうなぁ。私のせいで生活リズムを乱しちゃって、ごめんよ。
教室のある駅で降りて、雨が降らないかヒヤヒヤしつつ、散歩もそこそこに、急ぎ足で教室へ。
まめは教室に着くと、先生が早く来ないかソワソワしながら待つようになった。
こういうところ、犬は人をよく見ているなぁと思う。先生はやっぱり立場が先生で、しかも犬の相手がとってもお上手なのだ(当たり前なんだけどね)。それを見抜くことのできる犬の洞察力って、すごいなぁと思う。
今日は先生、シャッターの側(道に面している入り口)からいらっしゃった(いつもは教室の裏の入り口からいらっしゃる)。
先生だと分かったのか、まめも吠えない。尻尾を振って、お出迎え。
小話をした後、レッスンに入る。
まず、今後のレッスンの流れについて。
今日も含め、以降レッスンは前半で大きなテーマを1つか2つ扱い、後半ではるちゃんと一緒に何かをしたり、前半のテーマの応用をしたりする、ということになった。
次に、まめが通行人やバイクなどの音に吠えてしまいそうなときの対応について。
これは以前に教えていただいた(まだ更新していないレッスン記録で習ったのです。ごめんあそばせ)けれど、念のため。
私たちが安心させるような声をかけると、まめはなぜか警戒心が和らいで、吠えるのを控える傾向にあるようなので(これは他の犬においても当てはまるかもしれない)警戒心を表しはじめたら、その対象について説明を試みるようにする。
例えば、何か荷物を持ったおじいさんがこちらへ向かって歩いてきたら「あのおじいさん、何持ってるのかな、おやつかもしれないよ」。轟音バイクが通りかかったら「あれはバイクの音、うるさいけど怖くないからね」といった風に。
それから、まめが椅子に乗るときの対処。
前置きとして、まめはレッスン中、私や先生と同じように、椅子の上に乗って座りたがる。先生は私の意志を尊重してくださるため、特別な対策(椅子に登らないようにしつけるなど)を施していないが、それでも、椅子に乗られると困るときの対処法は教えてくださるのだ。
で、本題。
まめの場合、自分が椅子に乗ることでわざと私の気をひき、私に声を発するように仕向けている可能性があるので、その予想通りにならないような対応をするといい、とのこと。
つまり、例えば、私が無言でまめをすっと降ろして特に何も気にしないようにする、椅子を動かしてまめが降りるようにする、などすればいい、ということだ。
さらに、「ゴロン」を例としたおやつの減らし方について、軽く復習。
あぁぁぁ、これも未更新のレッスンで詳しく教えていただいたので、簡単に書いておきます。
おやつを減らすには、いろんな切り口から考えられるいくつかの手段をあわせて用いる。
一つ目に、おやつの減らし方自体。
・おやつを手に持って「ゴロン」をし、できたらおやつをあげる方法
・おやつを手に持たず「ゴロン」をし、できたらおやつをあげる方法
・おやつを手に持たず「ゴロン」をし、できてもおやつをあげない方法
をランダムに用いる。ただしこの方法、ある程度「ゴロン」ができるようになってからのもので、まだできないうちからこれをしても、いい効果は期待できない。
ふたつ目に、おやつ以外の褒め方を考える。
例えば、まめが「ゴロン」をできたときには、私が自分の声や表情(つまり笑顔)態度や動きなどで、「まめ、よくできたね!!」という喜びをまめに伝えられるようにする、ということだ。
もう少し具体的に言うと、「ゴロン」ができたときに、まめの体を優しくなでたり、「good」と嬉しそうに言ったり、嬉しそうにジャンプしたり、などをするように心がければいい。
こうすることで、まめはおやつがなくても「自分が褒められている」ということを自覚しやすくなるに違いない。
三つ目は、ライフリワードを増やす・充実させること。
これは、何かの練習をするときに限らず、日頃から犬が喜ぶことを飼い主がたくさんするよう努める、ということだ。そうすることで、犬との信頼関係も強くなるし、犬自身の生活も向上する。
ライフリワードの例としては、笑顔を見せる、声をかける、目を合わせる(もちろん、睨むのではない)、散歩を充実させる、オモチャで遊ぶ、何かの拍子に戸を開ける(*注1)、ご飯をあげることなどがあげられる。
以上三つの方法の相乗効果(?)で、おやつが必要だった「ゴロン」なども、おやつを減らしていける、ということだ。
実際、この方法を教えていただいてから2週間ほど意識して「ゴロン」をやってみると、効果絶大だった。まめは、今ではおやつなしでほぼ確実に「ゴロン」をすることができるようになっている。
*注1 「戸を開ける」の意味について
最初は命令で、ドアの前で犬に「立って待て」や「すわれ待て」をさせ、そのごほうびとしてドアを開ける。これが習慣つけば、犬は自発的にドアの前で「立って待て」や「すわれ待て」をするようになる(戸を開けることも、ご褒美として習慣づけられる)。
「待て」に限らず、「チュ!」など、愛犬に身につけさせたいことをして、「戸を開ける」などの応用としても使える。
続いて、「スワレ」の練習。
私はまめに対し「スワレ」を自己流で教えたのだが、外での成功率はそこまで高くなかったりする。
だから、完璧に「スワレ」をできるように、再教育をしてもらうことになったのだ。
基本的な覚え方は、マグネットゲームと同じ。
まず、何も声をつけずに、まめが「スワレ」という動きをするよう、手におやつを持ち、マグネットゲームのときのように誘導する。
このときの手の動きは、なかなか難しい。どれくらい難しいかというと、当初、先生が「まめははさんが自分でこつをつかむまで、説明はしないほうがいいかもしれません」とおっしゃったのに、私があまりにもコツをつかめないため、「本当は論理ではなくて体で覚えてほしいのですが」と言わせてしまったくらい(苦笑)。どうやらへ理屈屋の私は、人にも理屈を言ってもらわないとうまくできないみたい(涙)。
手のひらを上に向けて誘導する。これは、後々手符の「スワレ」を理解させやすくするため。
そして、犬の鼻から、犬の頭に向かう感じで徐々に斜め上に、曲線を描きつつ、手で誘導する。こうすることで、犬は鼻を上げ、尻を落とす姿勢になる。
次に、前述の動きが、「スワレ」という名前だということを、犬に教える。
「スワーレ」(人間の側から見ると、「ス」で誘導を開始し、「レ」で誘導を終了する。犬の側からすると、「ス」で「スワレ」の動きを始め、「レ」で「スワレ」の動きを完成させる。つまり、「レ」で犬のお尻が床につく)という声と共に、前段落と同じ誘導を行う。
だから、「ス」で誘導を開始し、なかなか「スワレ」に到達しない場合は、「レ」までの声の間隔が長くなり、「スワーーーーーーーレ」になる。この声の出し方だと、犬が「ス」の段階で反応し、すぐに座ってくれる、という利点もあるらしい。
そして、きれいに早くできるようになるにつれ、誘導の動きを小さなものにしていく。この手の動きを、後々手符としてもきれいなものに仕上げるためだ。
ちなみに、先生が「オスワリ」を用いないのは、「オスワリ」の方が言葉を延ばしにくいこと、及び、実際に声符を使用する際、「オスワリ」の方がきつい口調になりやすいためだそうだ(「オスワリ」の方が言葉としては丁寧なのだけれど、なぜか一気に「オスワリ!!」と言ってしまいたくなる)。
そして、おやつなしで、前段落の動きを行う(もちろん、声符つき)。
このときは「スワレ」ができたら、その後で誘導を行った手からおやつを与えたけれど、これも「ゴロン」のように、徐々におやつを減らしていくことになる。
実際、「輪になってオイデゲーム」と似た感覚で、先生と私が交互にまめを呼び寄せ、おやつなしでの誘導を2クール(つまり、先生と私と交互に2回ずつ。計4回)やったときは、2人とも1回は誘導後におやつを与える、1回は誘導後におやつを与えない、という練習をやった。
なお、このおやつなしでの誘導をする際は、誘導後、おやつをあげないことを犬にあからさまに見せない方がいい。というのも、おやつを「あげないよー」と犬に知らせることで、犬のモチベーションが低くなりやすいから。逆に、おやつをあげないこともさりげなく振舞うことで(なんと表現したらいいんだろう、難しいな。誘導した人自身も、おやつをあげないことに気づかないような感じ、とでも言おうか)、かえって犬に「今度はもらえるかもしれない」と後ろ髪引かれる期待感を残す、という狙いもある。
続いて、「フセ」。これも、「スワレ」のときと同じ要領で、練習する。
開始時の犬の姿勢は、立っていても座っていてもいい。
まめと私の場合は、これを教わる前に「スワレ」を練習した流れで、「スワレ」の状態から誘導した。
誘導する際の手の動きは、教える人によって、斜めだったり、垂直に下ろした後前に出したりだったりするらしいが、先生は人と犬が混乱するのを避けるため、この方法を用いてらっしゃるそう。確かに、垂直に下ろすのがシンプルでタイミングを計るのも一番簡単な気がする。
それから、前述の動きに「フセ」という名前があることを、犬に覚えてもらう。おやつは手に持ったまま、犬が誘導に沿ってくれればおやつをあげる。
声の発し方は、「フーーーセ」(「フ」で誘導を開始し、「セ」で完了する)。ちなみに、「フセ」の完了は、犬の胸が床についたとき。
さらに、前段落の動きを、おやつなしで。おやつは、犬が「フセ」をできたらあげる。
徐々におやつを減らしていくことになると思うが、今日はここまで。
後半は、はるちゃんとの共同作業。
レッスン自体すっかりご無沙汰になってしまったけれど、はるちゃんに会うのは、もっと久しぶり(嬉)。体調も良かったのかな、ご機嫌で私に挨拶してくれた。
で、はじめに、挨拶と排泄をかねて短く散歩。
いい出会い方(13回目あたり参照)をして、互いに排泄を済ませる。
まめはいつもの通りはるちゃんに対抗意識むき出し(?)で、我先にと散歩道を急ぐ。特に緊張をしている様子でもなかったのだけれど、内心どうだったのかは分からない。
次に、共同作業をする準備として、教室ではるちゃんとまめのリードを放す。私たちも、教室の中をゆっくり歩く。
このときも、まめは特別変わった様子を見せてるようには思えなかったのだけど、…今思えば、なんだか物陰に隠れて逃げ場所を探したがっていたようにも考えられないことはなかったのかな。
はるちゃんを意識しつつも、あまり積極的に近づくことはなかった。
はるちゃんは、いつもに増して元気。私にもたくさん愛想を振りまいてくれたし、久々の先生の助手ということもあって、「チュ!」なども飛び跳ねつつやってくれる。
そして、共同作業。
共同作業の内容は、「スワレ」と「フセ」を交互に繰り返す「ウェーブゲーム」というもの。
手慣らしの感じで、まめとはるちゃんそれぞれが別々に「ウェーブ」の動きをやってみるも、まめは全然うまくいかない(はるちゃんがしっかりできているのは、言わずもがな)。どうやら、私の声が全く聞こえてないらしい。
それでも粘って、なんとか「スワレ」「フセ」まではできたものの、そのあとの「スワレ」をなかなかしてくれない。まさに「心ここにあらず」といった感じ。
私だけではどうしようもなくて、先生に駄々をこね「どうしてもできないみたいです」と言って、先生にまめの誘導をやってくださるようにお願いするも、まめには、先生の言うことも聞こえていないみたい。
その様子を見て、先生は「今日は無理だ」と判断なさったのだろう。急遽、Tタッチを各々実践し、まめが少しでも落ち着けるよう取り計らってくださった。が、まめに明らかな改善の様子は見られず、その後、またはるちゃんと一緒に散歩をさせてもらって、この日の共同作業は持ち越しと相成った。
うーーーん、残念!! せっかくのはるちゃんとの共同作業だったのに。。。前は、はるちゃんと「オイデ」や「マワレ」をできたのに。
が、まめがはるちゃんと会ったのは本当に久しぶりだったので、やむをえないのかもしれない。私の都合でレッスンの間隔がまちまちになり、先生はもちろん、はるちゃんやまめにも申し訳ないところがいっぱいだけれど、それを悔いてもどうしようもない。
今からまた、はるちゃんにお手伝いしてもらって、まめが少しでも他のワンちゃんになれてくれれば、と思う。
【18回目の教訓】
・吠えたら納得してもらう
・椅子に乗っても、気のあるそぶりを見せない
・「スワレ」「マテ」は、マグネットゲームの要領で
・まめは一見お気楽だが、実は非常にナーバスな犬である


